二日で軽井沢を知り尽くす旅。/軽井沢

二日で軽井沢を知り尽くす旅。/軽井沢

ビルゲイツも別荘を建てた日本を代表する保養地

今回は「二日間で軽井沢を満喫し尽くす旅」をコンセプトに予定を組んでみました。

【初日】

練馬区役所前から出ている高速バスに乗り軽井沢へ。片道2,500円ほどで混んでいなければ三時間もあれば軽井沢駅まで連れてってくれます。新幹線を使うより安いし思ったよりも時間がかからないのでとても便利。

朝9時発で11時半には軽井沢に到着しました。

まずはアウトレットのフードコートで腹ごしらえ。観光客向けのレストランが並んでいますが、私の目当てはこれ。

山賊焼き。れっきとした長野の郷土料理です。力士の拳二つ分もあろうかという巨大な山賊焼きとご飯のセット。これだけではち切れるほどお腹いっぱいになります。

腹ごしらえも済んだところで本日宿泊の軽井沢プリンスホテルウェストへ。高地にあるため紅葉は都心より一か月ほど早め。ちょうど落葉する直前の最も綺麗なタイミングで来れました。

軽井沢といえば広大な敷地をプリンス陣営と星の陣営が二分しており、今回はプリンス陣営側を満喫しました。ホテル自体も本当に広いので移動するのは基本自転車かホテルの用意するトゥクトゥクのようなコンパクトカーになります。

荷物を置いてレンタサイクル。街中でも借りられる場所が沢山ありますが、ホテルで借りてホテルで返すのが楽チンでおすすめ。私たちが借りたのは二人乗り用なのですが、これが五時間で2,200円。一人千円とちょっとで借りられます。走り出しが難しくてはじめ運転にてこずりましたが、慣れてくればなんのその。街中でも二人乗りは少ないので観光客に注目してもらえます。

そのまま旧軽井沢方面へ。まずかかせないのがここ「雲場池」。長野の広大な山々に降り注いだ雨水がこのすぐ近くで湧いており、水がとにかく綺麗です。現地のおじいちゃん曰く紅葉もピークだったので水面に映える紅葉がたまらなく綺麗でした。このすぐ脇にカフェがあるのでそこに寄ってまったりとした時間を過ごすのも悪くないかもしれません。今回は混んでいたのでスルー。

なかなか珍しい道路標識。

旧軽井沢銀座のふもとに自転車を停め、商店街をぶらぶら。コロナ前は身動きも取りづらいほど人が多かったですが、今はハイシーズンを除けばかなり空いていて歩きやすいです。

軽井沢ショー記念礼拝堂。軽井沢を避暑地として最初に開拓したのは日本人ではなくこのショーさん。この礼拝堂はショーさんを記念して明治28年に建てられました。

芝生に映える紅葉たち。

東京と比べ肌寒いですが空気が明らかに澄んでおり、景観も落ち着いた雰囲気で静かなため保養地としては日本トップクラスのポテンシャルを秘めています。あのビルゲイツも軽井沢に別荘として大豪邸を建てたことが有名ですが、ご当地ルールを無視した造りに地元住人やこの辺りの別荘保有者は呆れ顔。ワビサビを理解しない成金野郎というレッテルが張られているそう。

そのまま聖パウロカトリック教会を経て万平ホテルへ。ここは戦前から営業している非常に歴史のあるホテルで、日光金谷ホテル・箱根の富士屋ホテル・軽井沢の万平ホテルで日本三大クラシックホテルと呼んだりしています。これに東京ステーションホテルと奈良ホテルを合わせて日本五大クラシックホテルと呼ぶことも。

三大クラシックホテルと呼ぶだけあって、良い意味でどこも雰囲気が似ています。2020年に改修が終わった富士屋ホテルに続き、万平ホテルは2023年1月から改修に入ります。私たちはここの有名なアップルパイが食べたかったのですが、平日にもかかわらず2時間待つと言われ断念。

そのままホテルに戻り、自転車を返却してすぐ隣のアウトレットへ。ジェラピケのパジャマとカジュアルなカバンと欲しいものを一通り購入して園内をぶらぶら。すでにイルミネーションが始まっており夜景が綺麗です。

今夜宿泊するコテージ。大きなリビングが一部屋と、二名用の寝室が二部屋。各寝室にお風呂がそれぞれついているので、導線が素晴らしくとても便利でした。この日はスーパーで食材を購入し、19時過ぎにはコテージインしてゆっくりと食事をしながら皆で談笑しました。レストランも捨てがたいですが、たまにはこういうのも悪くないですな。

朝起きたら広大な敷地内を散歩。ちょうどスキー場開きだったようで、朝早くからスキー目当てにやってきたツワモノたちが滑っていました。人口雪らしいですが、すぐ隣が芝生の中滑っているのはなかなか異様な光景でした。

チェックアウト後は敷地内のレストラン「Primrose(プリムローズ)」でビュッフェ形式のランチ。プリンスホテル系列のビュッフェで外したことがないのは、私がプリンスが大好きな理由のひとつ。

店内は非常に広くて清潔感のある内装で、とにかく紅葉満開の景色が綺麗。食事は洋風のラインアップ多めです。

手前のラザニアが美味しかった。

デザート類も豊富で、特にミルフィーユとマカロンのクオリティ高め。

六種類のジェラートまで食べ放題!バニラ・抹茶・栗・キャラメルナッツ・りんご・ストロベリーと欲張って全種類食べました。

食後は車で市内のアイスアリーナや絵本の森美術館の辺りを散策。運が良ければ入場無料でフィギュアスケートの練習をしているスーパーキッズたちや、カーリングの試合を見ることができます。私はスノースポーツとは無縁の人生を歩んできましたが、アイススケートしてみたくなりました。

そのまま軽井沢駅まで戻り帰りも高速バスで練馬駅まで。二日間でしたが思う存分満喫できました。今回は星のエリアをスルーしたので、次回は星の系列のホテルに泊まりそちらを散策してみるのも良いですね。

軽井沢はやはり静かで高尚な雰囲気を楽しむところなので、仕事に疲れた心をいやすのに是非。別荘地として非常に人気が高い理由が分かりました。