バルカローラ／ときわ台

2023.02.07
イタリアン・トラットリア東武東上線沿線

固定観念を破るパスタの隠れ名店

久しぶりにときわ台にやってきた。この辺りは最近良いラーメン屋が増えてきたのでそういった選択肢は豊富なのだが、いかんせんその他にあるのは飲み屋ばかりで、なかなか難しい。

そんな時に知人におすすめしてもらったのがここ「BARCAROLA（バルカローラ）」だ。ときわ台南口を出てすぐ右に曲がった飲食店街にあるカジュアルイタリアンのお店です。

最近この辺りの飲み屋は人が戻ってきているのだがどうもこの店の戻りは弱いらしく、ほとんど混雑しておらずゆったりとパスタなんかが食べられる店はこの辺りにほとんどないので、昔から重宝しているとのこと。

店内は地中海風の造りで、非常にイタリアン。お洒落だ。

鮮魚のカルパッチョ。カツオです。程よく水分が抜けており、クサみもない。フライドガーリックが効いており良いアクセントになっている。

生ハムサラダ。生ハムとレタス・バルサミコソースと非常にシンプルな一皿です。特別感はありませんが、外れもしない凡庸なお皿です。

キッシュ。ほうれん草とたっぷりのチーズを使用している変わり種で、とにかくこれが美味い。ここまでの雰囲気で正直あまり期待はしていなかったのだが、ようやく本気を出してきたか。どろどろになるまで焼いたチーズが口の中でねっとりとタマゴと絡む絡む。

パスタその１。あさりと明太子のクリームパスタ。中太ストレート麺に濃いめの明太子クリームソースがよく絡む。大味のようでほのかに感じる貝のダシが繊細。麺の量も多く、食べ応えのある一皿です。

パスタその２。きのことアンチョビのオイルパスタ。アンチョビの塩味がたまらん。ここまで来て確信しましたが、当店のパスタはとてもレベルが高い。

パスタその３。「賄いナポリタン」という魅力たっぷりのネーミングに釣られて注文。キッシュといいこのナポリタンといい、当店はどこか固定観念を破ってくる癖があるようです。もちろんこれはポジティブな意味で想像を裏切られました。トマトクリームソースのような濃厚でねっとりとしたソースが麺とよく絡むので、食べ応えがとにかくすごい。こういったプレゼンテーションができる店、私は好きです。