再訪記:ラッテリア・ベベ・カマクラ/鎌倉
- 2023.01.01
- イタリアン・トラットリア 神奈川
チーズ工房併設の日本一美味いピッツェリア
6月にできたばかりのウェスティン横浜を拠点に二泊三日の横浜旅行に来ていたですが、14時にチェックアウトして鎌倉までやってきました。とりあえず小町通りを散策して鶴岡八幡宮へ。
小町通りといえばコロナでめっきり人通りが減ったイメージでしたが、平日なのに人が割といてびっくり。外国人観光客もかなり増えてきて、活気が戻ってきたのは良いことです。が、やはり都心はオーバーツーリズムと言いますか、観光客が多すぎるのも困りものなのでどうにかして地方に誘客してバランスをとって欲しいものです。
夕日も重なりエモい。鶴岡八幡宮前の車胴に挟まれた参道は非常に有名ですが、実は参道の先から八幡さんが遠近法で大きく見えるように参道の幅が少しずつ狭くなってるんです。これ豆知識な。実際に参道を歩きながらこんなうんちくをたれることで、場は盛り上がること間違いなし。
また、鎌倉は今年の大河ドラマで放映された「鎌倉殿の13人」で聖地化したことでも盛り上がっていますが、鶴岡八幡宮といえば源氏最後の将軍、源実朝が暗殺されたことで有名ですが、実の母北条政子が裏で手引きをしていたとの説もあります。真相は闇の中ですが、そんな悲劇の地でもある鶴岡八幡宮で、私はきっちりと御朱印を貰ってきました。相変わらずここの御朱印はデザインがかっこいいです(写真は失念)。
鎌倉でディナーといえばここ「ラッテリア・ベベ・カマクラ」。二年ぶりの訪問です。ここはチーズ工房が併設されており、日本一新鮮で美味しいチーズが食べられるピッツェリアと名高い。チーズといえば鮮度が命で、基本的にはイタリアなどから空輸してくるのですが、どうしても輸送費や関税でお高くなってしまうのと鮮度が落ちてしまうのですが、当店では究極の鮮度とお値段でホンモノのうまいチーズを食べることができます。ここまでチーズの品質にこだわることができるピッツェリアは、日本広しと言えどもここくらいではないだろうか。
店内は木目調の落ち着いた内装。前回訪問時は電話予約ができなかったので予約なしで特攻しましたが、今回は平日だったからか電話予約できたとのこと。開店時の訪問だったのでたまたま入店できましたが、危うく逃すところでした。ですので伺う際は一度電話で問い合わせてみた方が良いと思います。
ノンアルコールワイン(赤)。甘みもなくワインに極限まで寄せていますが、大事な何かが欠けている印象。下戸への配慮は嬉しいのですが、ノンアルコールであればぶどうジュースでよかったかも。
当店のスペシャリテ、ブッラータチーズ。ここのブッラータは味もお値段も文句なしの日本一です。ナイフで切り口を入れると、クリームがドバドバと溢れ出ます。また、冷凍など一切していないのでミルクの味がまじで濃厚。このサイズで生ハムもどっさりと盛られて1,800円やそこらなのは異常価格です。輸入品だとブッラータだけで3千円は下らないでしょう。
前回はトマトベースのピザを頂いたので、今回はチーズベースをチョイス。アンチョビとモッツアレラのピザです。一口食べるだけでモッツアレラ自体の戦闘力の高さが尋常じゃないのが伝わってきます。
ラグーソースのパスタ。見た目は少し地味ですが、これはたまげました。ビーフシチューのような味付けの濃厚なソースにほろほろの牛肉。個人的に本日イチの衝撃の一皿です。基本的に当店はチーズのお店だと思っていたのですが、チーズなんかなくてもパスタのレベルも相当に高いぞ。これを食べて今年のクリスマスは自家製ビーフシチューにすることに決めました。
食後のデザートはチーズケーキ。火の入ったスポンジ調のケーキです。これまでの感動に比べると若干凡庸に感じてしまいました。まあ、他が美味すぎるだけだけどね。
何度来ても、何を食べても感動を与えてくれる名店です。友人やカップルで訪れるのはもちろん、会社での飲み会でも利用すると楽しいと思います。