クリオロ/小竹向原

クリオロ/小竹向原

通い甲斐のある店

久しぶりにやってきました。クリスマスに伺おうと思ったのですが、あまりの行列に断念したのもあり改装後初めての訪問。

食べログ評価は約3.9点(2023.3時点)と非常に高く、ケーキだけでなく焼き菓子やヴェノワズリー、チョコなど商品の種類が幅広く、全般的に万人受けするような構成なので、客層も広く常時行列が絶えない大人気店。

ヴェノワズリー(日本語で言う菓子パン)だけでこんなに種類があります。香りの暴力が凄い。

こちらは通販でも購入できるそう。一本千円台からあるのでリーズナブルです。

ケーキ。

サイズは小さめで、その分お値段は500円台が大宗とかなり手が出しやすい価格構成。コスパ的に言えば微妙~普通くらいだが、一つ一つは買いやすい値段なのでここに来るとつい買いすぎてしまう。ここからはケーキの紹介。

■ モンブラン(680円)

構成:マロンクリーム・ムース+ラム酒クリーム+生クリーム+メレンゲ

個性強めな当店の顔。外側のマロンクリームは水分多目で、洋栗の味よりミルキーさ強め。内部にマロムースとラム酒クリームがあるためここで甘さと香りを出す形+生クリームは少ない。栗味を主軸に組み立てているのではなく、香りが主軸になっているが美味しい。

マロンを支えるメレンゲが特徴的で、チョココーティングされている分水分は吸わないが、安いお菓子のような何か凡庸な印象を受けてしまった。上部が感動的に美味だったのもあり、ここはメレンゲでない方が良かったのではないかと若干の減点。

■ ガイア(540円)

構成:バニラムース+キャラメルクリーム+スポンジ

ふわっふわのバニラムースは口溶けが軽く、香りを残しつつふわっと口の中で溶ける。キャラメルクリームの存在感があり、ほろ苦くもムースのエアリーさを邪魔しない絶妙なバランス。この店は他構成を邪魔しないバランス感覚が優れている気がします。スポンジはアーモンドの香り強めのリッチなやつ。スポンジで重さ+食感を出している。

■ チョコ・ピスターシュ(540円)

サントスシェフお家芸のチョコ。基本的にどこに行ってもまずはショートケーキを頂く私ですが、今回はチョコをチョイス。外側がアーモンド入りのチョコでコーティングされておりとにかく食感が楽しい。中はチョコスポンジとチョコムースが層になっており、濃厚な食感で食べ応えがある。こちらは繊細なバランスというよりは食感と濃厚な食べ応えがウリ。期間限定というのが惜しい。

■ デニッシュ・レザン(420円)

かなりサイズがありますがケーキと比べると安く感じる不思議。あまりにも店内で暴力的な香りを放っていたのでつい購入。レーズンは控えめで、バターのリッチな香りがすこぶる気分を高揚させる。ヴェノワズリーらしい一品です。

何食べてもクオリティがしっかりしており、また生菓子だけで常時30種ほど品ぞろえがあり、かつ季節商品も多いので通い甲斐のあるお店です。超万人受けする構成なので、見た目からほとんど味が想像できるのだけどう評価すべきか悩むところ。まあ、どちらにせよ素晴らしい店であることに変わりはないので、また近いうちに再訪したいな。

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