目黒川でお花見クルーズ／天王洲

綺麗な桜と下品なオバハン

今年もお花見の季節がやってきた。三月の中盤が非常に暖かかったのもあり桜は早めの開花だったのだが、開花したとたん気温が下がり雨続きと、今年の天気はとにかく性格が悪い。

天気に若干の不安を覚えながらも、どうせ花見をするのなら人ごみの中ではなく優雅に眺めたい。と、いうわけで初めての目黒川クルーズを予約してみました。

事前予約すると一人当たり3,900円。天王洲アイルから出港し、目黒川の河口から目黒の雅叙園辺りまでを70分かけて往復するプランです。当日はあいにくの天気でしたが、出発一時間前に雨が止む奇跡。少し肌寒いですが、雨に降られないだけで最高の気分です。

こんな感じで屋根のない小ぶりな船でわいわい楽しむのが風流な感じです。飲み物や軽食の持ち込みもOKなので、皆さん缶ビール片手に軽くつまみながら談笑しています。

いざ出発。18時発なので微妙に日が落ち切っていません。日没の雰囲気の変化を楽しめるのも醍醐味のひとつ。

目黒川にかかるいくつもの橋の下をくぐっていくのですが、桁下も浅いので頭スレスレでかなりスリリング。ガイドさんの解説付きなので、各橋の特徴やできるまでの経緯などを細かく説明してくれるのがなかなか良い。また、線路の高架下をくぐるので、運が良ければ新幹線や電車がみれます。私たちは運よく新幹線がみれました。

少し寒いがなかなか雰囲気もよく楽しめていたのですが、目の前の子連れの家族が空気を読めずかなりうるさい。子どもがテンション上がって騒いでいるの微笑ましいが、オバハン（母ちゃん）、お前は違う。

大久保佳代子似の品のないオバハンが船上で下品なでかい声で自慢大会を繰り広げている。

「あー、ここの桜この前観に行ったんだよね。知ってる知ってる」

「あ、これ私のマンションw」

そろそろ黙らないか。

注意はしないものの周りはあきれてしかめ面。そんな周りの大人の表情をみて子どもは気を遣って会釈している。何てかわいい坊やだ。こんな親でも子どもはしっかり育つんですね。それにしても可哀そう。。。

オヤジ（父ちゃん）はビールをこぼして騒いでいるし、馬鹿親とはまさにこのことです。┐(´д｀)┌ﾔﾚﾔﾚ

それにしても桜がきれいだ。これは五反田の辺りのライトアップ。地上の人も少なめで穴場スポット。ファミマの前に椅子と机があったのでここで花見をする人も多いんでしょう。世界一綺麗なファミマに認定。

雅叙園前のクライマックススポット。個々は地上もえげつない人がおり、皆がこちらに手を振ってくれる。WBCの凱旋パレードをしている気分だ。ちょうど花が満開で少し散り始めている。桜のじゅうたんができておりオバハンの下品な声を除けば気分は最高。

この辺りで折り返します。

気が付けばこんなに日が落ちていました。

良い旅でした。19時過ぎには帰ってきたので、これからT.Y.Harborでお洒落飯でも食べて帰ろうかしら。年に一度のイベントですので、是非一度どうぞ。ここの他にも横浜や墨田川でも花見クルーズをやっています。おすすめ！

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