手打 親鶏中華そば 綾川/恵比寿

手打 親鶏中華そば 綾川/恵比寿

引き算の美学 – 超人気の本格鶏中華そば

2020年末に開業したばかりの比較的新店にも関わらず、行列の絶えない人気店「手打 親鳥中華そば 綾川」。毎朝青竹で手打ちし、熟成させた後に手切りする自家製麺が大変好評。

恵比寿駅の東側にあり、駅から少し離れた場所にあります。立地で言えば「マサズキッチン」のあたり。

当店の店名にもなっている「綾川」は香川の田舎町で讃岐うどん発祥の地、更には親鶏の名産地とのこと。

店内はカウンター席が6~7席に小さなテーブルがいくつか。1~2人で訪れるのが無難な座席配置です。カウンターは畳敷き(?)になっているのが面白い。従業員は非常に低姿勢で、接客も素晴らしい。

トッピングの親皮(50円)。これが個人的にツボで、コリコリしており食感が楽しく、脂っぽくもないためドンドン箸が進みます。ビール好きにはたまらないでしょうなあ。

王道の中華そばを注文。澄んだスープは鶏の旨味が凝縮されており非常に旨い。ほんのり感じる鶏の脂の甘みが良いアクセントになっています。

透き通ったスープと旨味の凝縮された脂。

麺は極太麺と中太麺から選べるのですが、迷わず極太麺を注文。これがまた旨い。舌触りはツルツルとしておりのどごしがいいのですが、噛むとブチっとした歯ごたえもあり、かなり重厚な食べ応えのある麺になっています。沢山ラーメンには通ってきたつもりでしたがこういう麵は初めてだなあ。

夏場は冷やしもやっています。美味すぎてそのままそちらも注文。こちらは麺の太さは選ぶことができず中太麺オンリーです。

見て下さい、この美しいビジュアル。

こちらは温かいものと打って変わって、脂の甘みはほどほどに、ダシのきりっとしたシャープな印象が強いです。また卓上にあるコーレーグース(沖縄で有名な、泡盛に島唐辛子をつけ込んだもの)をかけるとこれまた旨い。

冬場には鍋焼きラーメンもやっていたらしく、今から冬が待ち遠しいです。

引き算の美学と言いますか、非常にシンプルながらも奥の深い完成度になっています。この店が職場の近くに合ったら通い詰めるでしょう。なお当店は通し営業のため、昼間の混雑を避けてヘンな時間に行くことをおすすめします。ただ、麺がなくなると閉店になるのでお気をつけて。

ラーメンを食べた後は散歩を兼ねて近くの人気のたい焼き屋さん「たいやき ひいらぎ」で一服しました。これまた非常に美味しかった。恵比寿は良いとこですなあ。

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