とんかつ かつ壱/目黒

とんかつ かつ壱/目黒

目黒のとんかつ御三家。庶民派の特盛店

目黒のとんかつ御三家といえば「大宝」「かつ壱」「とんき」ですが、どこも三者三様で芸風が異なっており、それぞれ競い合っているというよりは個々の個性を尊重しあっているという印象で、目黒らしい、上品で素晴らしい競争環境です。本日腹いっぱいカツが食べたい気分だったので久しぶりにかつ壱に訪問することに。

久しぶりにやってきたらなんとつい最近店主が変わった模様。当店は客との距離が良い意味で近く、どこかぬくもり感じる店であっただけに残念に感じる方も多いのではないだろうか。

17時過ぎに伺ったのですが既に満員、15分程待ち入店できました。ロースカツ定食(1,600円)を注文。こういったお新香に七味を軽く醤油をかけて食べるのが好きなのは私だけでしょうか。いいえ、違うはず。

というか、通されたカウンターに座ってびっくり。向かいの席に前店主さんがいるではないか。w

普通に客として来て、幸せそうにカツを食べている姿をみてほっこりしました。本当にこの店ととんかつ、そしてこの店に来てくれる客のことが好きなんだろう。

久しぶりのご対面。写真では分からないけれども凄まじいサイズ感。恐らく高温で揚げており衣は褐色を通り越し黄金色になっている、これが当店の特徴なのだ。キャベツも山のように盛られており、卓上のドレッシングやソースをかけて頂きます。ちなみにキャベツはお替り無料ですが、常人であれば不要どころか、残してしまう人も多いはず。

断面。これが当店の個性です。じっくりというよりはかなり入念に火入れされており、近年理想形とされる姿からすると若干火が通りすぎになるのですが、これが良いのだ。このカツを、ムシャムシャと腹いっぱい食べられる幸せを嚙みしめる。

ちなみに普段は塩で食べる派ですが、当店のカツはソースをかけて豪快に食べるのも美味い。

ごはん。べちょっとしておらずきちんと美味しいご飯です。開店したばかりなので炊き立てかな?

普通の味噌汁。普通なのだが、それが良い。凄まじい量のカツを食べ切ったあとに豚の脂を味噌汁でさっぱりと飲み流す。この上ない至福のひとときである。

やはり当店は何度来てもやみつきになる魅力があります。カツカレーも美味しいのでいつも悩むのですが、結局ロースカツ定食にしてしまう。今度は絶対にカツカレーを頼もう。ご馳走さまでした。

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