麻婆カレー麺 マーリー軒/恵比寿

麻婆カレー麺 マーリー軒/恵比寿

混沌ながらどこかまとまりのある旨辛まぜ麺

本日は「三ん寅」に続きラーメンウォーカークーポン巡り第二弾、恵比寿の「麻婆カレー麺 マーリー軒」にやってきた。

ラーメンウォーカーは毎年九月ごろに発売され、掲載されている多くの店で使用できるクーポンが付いており、またラーメン店の新規開拓にも役立つため毎年購入している素晴らしい雑誌だ。一冊千円もしないのだが、中にはラーメン一杯無料になるものまであるので元を取るのは超簡単だ。これを片手にラーメン店を巡るのが超楽しい。

独特ながらも洗練されたデザインである。やはり恵比寿でやるからにはそれなりにお洒落でなければならないのだろう。また、麻婆カレーというコンセプト的に、女性客もそれなりに惹かれそうである。

店内も非常に清潔かつお洒落で、なぜかまぜそば片手にPCを開き仕事をしている人もいた。なかなかワイルドな街だ。

お店は、レゲエの神様のような屋号と、肖像権対策でビミョーにズラした似顔絵イラストがアイコン的にあしらわれているが、設えやBGMにジャマイ感はなく、そして料理もアジアン。

メニューは大きく四種で、「麺 or ライス」と「マーリー(辛い) or ルーリー(辛くない台湾風)」から選択。また、サイドメニューも豊富で仕事終わりに居酒屋的な使い方をしても楽しそうな店である。

私はマーリー麺にクーポンで温泉卵をトッピングし、〆のターメリックライス(小)を注文。クーポンを見せると店主さんらしき人にかなり驚かれた。ラーメンウォーカーをみてわざわざ来てくれたのが非常に嬉しかったようだ。感情が分かりやすい可愛い店主さんだ。w

しかもなぜか温泉卵のみならずターメリックライスもサービスして下さるという太っ腹ぶり。ありがとうございます。

食事の提供前にはあらかじめ箸・レンゲ・ウェットティシュ・不織布エプロンがセットされ、気遣いも有り難い。

注文後ほどなく着丼。食欲をそそる、素晴らしすぎるビジュアルだ。写真では伝わらないが、カレーとスパイスの香りも効いており、非常に食欲をかき立てる。

麻婆豆腐とスパイスカレーを融合させたものが、独特な色彩を放つ麺にかけられている。この麺はなかなか見たことがない。自家製麺なのだろうか?

まぜまぜ後の姿。

麻婆的部分では、豆腐は下茹でしているのか、絹っぽく柔らかめだが形崩れせず、水分も保持されている。味付けは豆板醤に、たっぷりの挽肉で肉の旨味もしっかり、カレー的な要素としては、ペッパー・クミン・カルダモン・シナモンなど、他にもスパイスがかなり効いてバッチバチ。混沌としていながら、不思議にまとまりがある。

褐色の麺はモッチリして少し甘めで、餡というかルーというかとの相性もよい。ローストしたカシューナッツも香ばしくてカリッとしている。

これは美味いなあ。結構スパイスが効いているため血行も良くなった気がする。

途中で温泉卵をまぜまぜ。言うまでもなく相性は抜群だ。

最後は麻婆カレーが結構残るので、ターメリックライスは必須です。普通サイズとはいえ結構な量があるので、ハーフサイズにターメリックライストッピングが良いかもしれません。

ご馳走さまです。麻婆 x カレーという心惹かれるコンセプトでかつ、各種スパイスをここまできちんとまとめる地力は凄いと思います。非常におすすめ!

食後はなんだか怪しいレゲエ風のステッカーをくださりました。可愛いので家のどこかに飾っておこうと思います。

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