麺 酒 やまの/練馬

麺 酒 やまの/練馬

オーソドックスを極めた至高のまぜそば052

前々から気になっていた「麺 酒 やまの」のまぜそば。ラーメンフリークの間では「スーさん」の愛称で呼ばれている「とらのこグループ」の代表鈴木氏が立ち上げた台湾まぜそばの人気店であり、2019年には食べログの百名店に選出された練馬の名店である。

鈴木氏と言えば、2017年11月三鷹にオープンした「鶏こく中華すず喜」が有名で、その鈴木氏が手掛けるオリジナルな台湾まぜそばを実食するためにはるばる練馬へやってきた。

駅から歩いて数分で着く。店舗は階段下にあるため、あらかじめ当店の暖簾を知っていなかったらなかなか気づけなかった。ちなみに当店のロゴ、何かに似ていると思いませんか?ええ、答えはあとで分かります。

ちなみに暖簾にも記載のある「まぜそば052」は、名古屋の市外局番のことだそう。名古屋のご当地メニューである台湾まぜそばをリスペクトしているからこういった命名を独自にしているそうで、安直に「台湾まぜそば」と呼ばない辺りなかなかのこだわりぶりが伺える。

メニューは基本の「まぜそば052」の他に、辛まぜそばやサイドメニューの餃子など割と豊富にある。店内はテーブル席が珍しい陣形で組まれており、一人でも複数名での訪問でも座りやすいよう工夫されている。店名にある通り、お酒片手に餃子などをつまみながらベラベラ話すのも楽しいだろう。

というわけで餃子を頼んでみた。三個入りなのだがめちゃくちゃでかい。一口食べると肉汁があふれてくる!中には春雨?のようなものが入っており、コリコリとした食感が非常に楽しい。餃子一つみてもそのこだわりが垣間見える。当店の店主はやはりタダ者ではあるまい。

お酢と胡椒で食べました。これは以前大阪は福島の本格家庭中華料理屋で教えてもらって以来虜になった食べ方です。皆さんも是非こしょうたっぷりで試してみてください。

こちらお待ちかねのまぜそば052。ビジュアルは非常にシンプルなまぜそばである。

本当は写真の巨大角煮もつけたかった。が、本日は胃もたれが凄く、あきらめてしまいました。ええ、胃もたれが凄いのにそもそもまぜそばなんて食うなというツッコミはお受けしておりません。

まぜまぜ後の姿。ちなみに注文時に店員さんが親切にニンニクをお入れしても良いでしょうかと聞いてくれる。私は即答でYESと答えた(胃もたれ)。

これがめちゃくちゃ美味い。非常にオーソドックスなまぜそばなのだが、オーソドックスを通り越して上品さすら感じる。そんなまぜそばです。これが家の近くに合ったら週に三日は通ってしまいそう。

こちらは辛いまぜそば。唐辛子パウダー入りです。

見た感じそんなに辛くないように見えるでしょう?いや、これが結構辛いんです。辛いものが苦手な方はやめておいた方が良いでしょう。「辛さは痛覚でなくウマみである」というのは私の談なのですが、辛さがいける人にとっては最高のまぜそばだと思います。

卓上調味料も豊富で、もっと辛くしたい人用?にタバスコまであります。さすがに私はかけませんでしたが。

…ん?よく見てみるとこのヤマサのロゴマーク、どこかで見たことがあると思いませんか?そう、当店のロゴマークとそっくりなんです。当店とヤマサ社の関係は私には分かりませんが、何か縁があるのかもしれないし、全くないのかもしれません。

店内に入ってから張り紙を見て気付いたのですが、少量であれば追い飯は無料だそう。店頭券売機でご飯購入するか悩んだのですが、買わなくて正解だった!と、いうわけで追い飯(無料)を注文。

少し多めもできますと言われそうして欲しいといったところ、かなり多めのごはんがやってきて軽く困惑。素晴らしいサービス精神です。頂いたご飯は残さない主義の私ですから、胃もたれに鞭をうってすべて平らげましたよ。

ウマすぎた。ご飯が多いとタレの味が少しボケてしまうので、少し少な目で美味しくいただくのが良いかもしれません。これを読んだ皆さんは私と同じ轍を踏まなくて済みますね。

というわけでご馳走さまでした。オーソドックスながら至高のまぜそばに出会えて感謝。また来ます。

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