MASA’S KITCHEN/恵比寿

MASA’S KITCHEN/恵比寿

こんなに安く本格フカヒレが食べられる店はない

ついに東京にも緊急事態宣言が出ました。私は混雑するであろう年末年始を外して、1/6から二泊三日の箱根旅行を予約していたのですが、緊急事態宣言直撃のためキャンセルせざるを得ない状況に。戦略が完全に裏目に?出てしまいました。(;´д`)トホホ

キャンセルを決意したのが旅行前日だっただけに、この高揚した気持ちを抑えられない私たちは、何か美味いものでも食べて気持ちを静めることに。何を食べようか思案したのですが、普段あまり食べない中華料理でも食べるか、ということで恵比寿の創作中華料理「MSA’S KITCHEN(マサズキッチン)」に行ってきました。

もちろん感染対策はきちんと取ったうえで、政府のガイドラインにも沿って食事をしています。

駅からは若干距離があり、歩いて10分ちょっと。外装も内装も白基調のお洒落な作り込みになっています。食べログ評価はなんと3.90(2021.1時点)と超高評価です。

今回は8,000円のおまかせコースを注文。当店いくつかコースがあるのですが、他のコースとの違いがよくわからなかったので店員さんに聞いてみると、対応してくれたおばちゃんが当日のコース内容を把握していないのか、曖昧な返答にこちらは困惑。

とにかくこの人、接客もひどく、終始1ミリもプロ意識を感じませんでした。他の店員さんの対応は良かったし、後述しますが料理も非常に美味しかっただけに残念過ぎる。接客でマイナスの印象与えるのはもったいないので、少し意識を変えるだけで良いはずなのですが…どうにかならないものなんですかねえ。

気持ちを切り替え工芸茶を注文。一杯650円と、中国茶にしては非常に良心的な値段設定です。時間が経つにつれ花の香りが強くなっていき、味の変化を楽しむことができます。やはり中国茶は香りが良いですねえ。

また、お茶の量が減ってくると店員さんがお湯を足してくれるため、なんならこれ一杯で最後までキープできてしまいます。

まずはXO醤。濃いめの味付けが食欲をそそります。お茶が進む進む。これが地味に気に入って、家に常備しておきたいくらい。ご飯にのせて食べたらめちゃくちゃ美味いんだろうなあ。

前菜6種盛り合わせ。上から時計回りに「じゃがいもの千切り」「大根の揚げ物」「焼豚」「イカの和え物」「焼売」「ピータン豆腐」。

じゃがいもの千切りは食感がしゃくしゃくしており、恐縮ながら言われなければじゃがいもと気付けませんでした。どことなくほのかに感じるじゃがいもの甘みが美味しい。

前菜は全般的にどれも美味しかったのですが、特に印象に残ったのは真ん中のピータン豆腐です。ピータンの卵黄と胡麻をピュレにした濃厚なソースが非常に美味しく、豆腐との相性も抜群でいくつでも食べられそうなくらい美味しい。

金華ハムとオレンジ白菜の春巻き。中に入っているのは濃密どろどろな餡で、白菜の甘みが付け合わせの塩と合う合う。ハムの食感と香りがアクセントになり、さながら心地良いハーモニーを聴いているようです。

江戸千住ネギと豚肉のスープ。器ごと三時間蒸しているそうで、器までアツアツです。表面は豚の上質な脂でコーティングされており湯気が一切出ていない。小細工のないシンプルなスープですが、これが絶妙な旨さで、速攻で飲み干してしまいました。これぞまさに引き算の奇跡ですね。これは家で是非作ってみたいと思いました。寒い季節なので、ぜひ毎朝飲みたいですね。

ふかひれはステーキ or 姿煮から選択。私は迷わず後者をチョイスしました。ふかひれはどちらかというとふかひれそのものよりも餡の味付けが重要なので、初めて食べる方は基本的に姿煮が良いと思います。が、やはりステーキも気になるので次回は食べてみようと思います。

当店の餡は非常に美味しく、ふかひれ特有のコリコリした食感が際立っています。旨すぎて、食べる手が止まりませんでした。しかもポーションも大きいため、これ一杯でお腹いっぱいになりそうです。本日一番の皿。

当店の看板メニューのひとつ、黒酢の酢豚。よくある小粒に切った豚を使用したものではなく、豚自体のポーションが非常に大きいです。黒酢そのもののレベルが高く、豚もジューシーで食べ応えが半端ない。あと地味に上にのった玉ねぎのアクセントがたまらん。

断面図。ぷりぷり感が伝わるといいけど…。間違いなくティア1の酢豚です。

〆の麺は汁なし担々麺 or 冷やし担々麺からのチョイス。私は暖かい麺が食べたかったので汁なしをチョイス。写真からは分かりづらいですが、かなりの量があります。

まぜまぜ。そこそこピリ辛で、そこら辺の何の変哲もないラーメン屋の担々麺より100倍美味いです。

こちらは連れの選んだ冷やし担々麺。胡麻ベースのマイルドな担々麺ですが、そこそこ辛いです。冷たいのもあって非常に食べやすく、ちゅるりと食べ干せそう。

デザートも5種類ほどの中からチョイスします。私は白玉団子を選びました。中には砂糖と黒胡麻がじゃりじゃり入っており、これがまじで美味い。白湯も全て飲み干してしまいました。

愛玉子(オーギョーチー)。簡単にいうとレモンのゼリーです。思った以上にコリコリした食感で、こってりしたお腹にはちょうどいいさっぱり感です。

杏仁豆腐。ミルク感強めで日本人受け半端ないと思います。これがまじで美味くて、10個くらい買って家に常備したいくらい。

全体的に量が凄まじく、かなりお腹いっぱいになりました。それぞれの皿のクオリティも高く、これが本当に8,000円なのか…?と疑ってしまうくらいでした。なによりフカヒレがあの量で出てくるとは思っていなかったのが、最大のポジティブサプライズでした。

上海蟹や土鍋の麻婆豆腐、小籠包、ふかひれのステーキなど他にも気になったメニュ-が沢山有ったので、ぜひ再訪したい。ランチはよりリーズナブルにいけるそうなので、とりあえず今度ランチでも行ってみようかしら。あでゅー

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