中華そば 伊吹/志村坂上

中華そば 伊吹/志村坂上

煮干を使用したセメントラーメンの最高峰

三田線の志村坂上駅から徒歩5分強ほど。絶妙な立地ながらも、食べログでは3.92(2020.10時点)と超高得点を獲得する超実力派のラーメン店です。

その魅力は何といっても煮干しを使ったいわゆるセメント系ラーメン。スープにはこれでもかというほど煮干しが使われており、店頭には「煮干しが苦手な方はお断り」とまで書いてある。

たしかに、たまに当店の口コミで「煮干しがきつかった」とのことで低評価を入れている輩がいるが、個人的にはそういった意見は見当違いも甚だしいものであると思う。人にはそれぞれ好き嫌いがあり地球上すべての人がうまいと思うような料理を作ることは不可能だ。にも関わらず、とりわけ個性の強烈な店に行ってその個性を全否定するような意見は、もちろん個人の胸の内やプライベートな場で表現するのは自由だが、わざわざ公共の場でそれをするのは果たしてフェアな行為といえるのか、と私は思う。

もちろん、接客や店内の清潔感など客観的に判断できるような指標や、値段設定に対して明らかに味が微妙といった場合についてはネガティブに書かれるのは仕方ないと思うが、煮干しをウリにした店に煮干し嫌いがわざわざやってきて「煮干しがまずい」と書かれた際の店主の気持ちを思うと非常にやるせない気持ちになる。

究極の背脂ラーメン「下頭橋ラーメン」でも書いたが、非常に強いこだわりを持った店ほど悪質な口コミも増えやすいだろう。だが、当店を心の底から応援してくれている「サイレントマジョリティ」はそれをはるかに上回る数いるはずだ。食べログでも評価されているのがその事実の裏返しだ。悪質な口コミに負けず、是非ともその強すぎるこだわりを貫き通してほしいものである。

ちなみに予め断っておくが、私は口コミが積極的に公開されるようになった現代は非常に良いものであると思っている。店主のこだわりが正当に評価されやすくなったのは事実だし、客を金としかみていない悪質な店へのガバナンスもある程度効くようになったように思う。やはりここで求められるのは口コミ投稿者の理性である。提供者と消費者でお互いに良いフィードバックループができ、より良い世界になることを切にねがっている。

話は長くなったが、私は平日昼間の開店30分前に並び始め、二巡目で入れた。予定より早めに開店してくださったのもありトータルの待ち時間はおよそ40分ほどだったと思う。ちなみに私の後ろには例のごとく大行列ができていた。恐ろしや。。。

着丼。濃厚なセメントスープとチャーシューのテカり具合がたまらん。玉ねぎのアクセントも最高だ。

セメントスープ。ひとくち口に含んだ瞬間、私の中で衝撃が走った。煮干しの強烈な香りとイカのほのかなアクセントを感じる一方で、全然煮干しクサくないのである。大事なことなのでもう一度言おう。煮干しの香りがするが、一切全く全然煮干しクサくないのである。一体どうやってダシをとったらこんなスープができるのだろうか。これはもうラーメンの域を通り越して割烹料理のような奥深さすら感じる味わいの深さである。

当店の名物、和え玉。

その名の通りこれはただの替え玉ではない。事前に多少の味付けが施してあり、まぜそばのようにして食べられる。

卓上のイカ酢や白醤油をかけると一層美味しい。

最後はもちろんスープにダイブしてかきこみご馳走さまだ。また素晴らしい一杯に出会ってしまった。これだから食べ歩きをやめられないのである。あでゅー

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