MENYA NAKAGAWA／池袋
- 2022.11.13
- ラーメン（つけ麺） 池袋・目白・江戸川橋
一燈によく似た池袋ラブホ街のニューフェイス
池袋西口のバリアンフォレストの前に、なんともこの辺りの景観にそぐわないお洒落なラーメン屋が突如現れた。2022.10にオープンしたばかりだそう。
ロゴも可愛く、これだけ見ると恵比寿のようなお洒落街と勘違いしてしまいそうだ。
オープンしたばかりで現状つけ麺一本勝負。今後和えそばや鶏ラーメンを出していくらしい。値段はデフォルトで980円、特製ラーメンとなると1,400円と昨今のインフレを織り込んだ値段設定となっている。
店内に入ると関西弁の可愛いお姉さんが笑顔で目をまっすぐに見つめ「こちらの席は如何でしょうか」と案内してくれます。思わず赤面してしまう気持ちの良い接客だ。
小手調べにデフォルトのつけ麺（980円）を注文。豚と鶏チャーシューが一枚ずつとレモンがデフォルトでついている。これは素直に嬉しい。
麺は中太ストレート。全粒粉が垣間見え、食欲をそそる小麦色が美しい。茹で前200gなので最低限の量はありますが、お腹が空いているなら追加料金を支払い増量しても良いかもしれません。
それにしてもこのビジュアル、どこかで見たことがないだろうか？新小岩あたりで。
・・・そう、あの麵屋一燈のビジュアルにそっくりなのである。
スープは表面に油膜を張っており、油下はさらりとしていてさっぱり系と思いきや非常に濃厚で、鶏や野菜などの素材をざらざらを感じる清濁併せ吞むタイプ。麺との絡みも良く、シンプルに旨いの一言。
チャーシューについては、鶏ムネは言わずもがな、豚のローストについてはそれ単体で非常に美味しく、ワインが欲しくなる逸品です。ただ、ラーメンとの相性を考えると若干の疑問符が付きますが、これ単体で食べるものだと割り切って食べましょう。
極太メンマが二本沈んでいます。
厳選された味変アイテムはスープや麺との相性を第一に考えてのチョイスだろう、本当によく合う。
あまりにも美味しいのでつるりと一瞬で平らげたあと、〆のチーズリゾットを注文。こちらはなんと100円と非常にリーズナブル。
スープにダイブし卓上のスープ割りをかけて頂く。量は多くはないですが、スープが美味しいのでキチンとした仕上がりになっています。スープ割りでなんとなく飲むよりは気分も変わるし、満足度高めなので頼んで損はないと思います。
ご馳走さまでした。一燈とよく似たスタイルですが、先進的な内装や店内の清潔な雰囲気・チーズリゾットを始めとしたプレゼンを考慮すると、一燈にはない良さが十分にあると思います。また、この雰囲気の店をあえて池袋西口のラブホ街で出店するセンスにも注目したい。
メニューが増えていく中でどこまで一燈らしさを追求し、どこで差別化を図るのか。当店の今後が非常に楽しみです。人気店になりそうなので今のうちに通い詰めておこう。また絶対に来ます。
ラブホ街も近いので、チェックアウト後の一杯にもどうぞ。