Morton’s The Steakhouse/丸の内
- 2020.10.30
- 大手町・丸の内・日比谷 焼肉・ステーキ・鉄板焼
落ち着いた大人の雰囲気漂う米国発のステーキハウス
丸の内のキラキラ外のど真ん中。アメリカ発のステーキハウスと言えばウルフギャングが有名であるが、その隣のブロックにあるのがここMorton’s(モートンズ)だ。
ウルフギャングはそのあまりの有名さから非常に客が多く、いつ行ってもガヤガヤしている雰囲気だが、ここMorton’sは開店当初から(私が伺うときはいつも)客が少ないため予約が取りやすく、また店内の雰囲気も非常に落ち着いておりとても重宝しているレストランのひとつである。
基本的にはステーキを食べに行くところではあるが、アラカルトでの注文もでき、お洒落なBar的使い方もできるため、丸の内の雰囲気を味わいながら、でもちょっと静かに&お洒落に決めたいときに凄まじくお勧めできるレストラン。
今回は友人(男)の祝い事でディナーコースを注文。
商業ビルの二階にあるため、丸の内のキラキラ通りを見下ろしながら食べられるのも魅力のひとつだ。お洒落過ぎてとても男二人で来る雰囲気ではない。
あらかじめ断っておくが、当店の料理はすべてがアメリカンサイズだ。このパンも例にもれず超特大で、家庭においてある一般的なサイズのボウルくらいの大きさがある。これを二人でシェア。
それにしてもこのパンがやけに美味い。アツアツでたまねぎの香りがするのだが、手前のバターも甘すぎずコクがあり、これをつけるといくらでも食べられる。しかもパンはお替り可能なので、まだコース序盤で空腹な私たちはその誘惑に勝つことが出来なかった(後ほど後悔することになる)。このパンのためだけに今度やってきてもいいと思えるくらいには、鮮明に記憶に残る美味さだった。本日一番の皿である(ちょっとまて)。
こんがり焼いたホタテ。大雑把な味付けはかなりアメリカンである。
これが何だったか失念。焼いたレモンは絞ったあと皮をむいて全部食べた。貴重なビタミン源です。
ボイルしたエビ。これも無難な出来である。
スープは、連れと私でオニオングラタンスープとロブスターのビスクをチョイス。ビスクはロブスターの香りが凄まじく、非常に濃厚な味わいでした。
オニオングラタンスープ。こちらもオニオンのパンチが強く、しっかりとインパクトのあるスープに仕上がっている。それにしてもどの料理も非常に分かりやすい味付けになっており、ふしぶしにアメリカンスピリッツを感じる。
まさかのこのタイミングでサラダ。それもひとり一皿。それにしてもでかくないか?とつい漏らしてしまうくらいには巨大サイズである。
この時点で既にお腹がふくれてきたのはここだけの秘密です。確実にパンを食べすぎた。パンはお替りもできるし、食後にお持ち帰りも提案してくれるので、皆さんはきちんと理性を保ち、計画的にパンを食べることをおすすめします。うますぎるので難しいかもしれないが…
フィレ230g。こちらは柔らかく食べ応えがあり、非常に美味しかった。焼き加減も完璧でした。
お肉の付け合わせもいくつかある種類の中から選べるのですが、私たちはマッシュポテトを選びました。こちらも例にもれず特大サイズです。ただ、マッシュポテトは濃厚クリーミーで滑らかに仕上がっておりそれ自体のレベルも高く、何より非常にステーキと相性が良いのでシンプルにおすすめです。(お腹の容量との相性は最悪ですが…)
プライムニューヨークステーキ(サーロイン)280g。正直、良い値段を払っていることを考えるとこのサーロインのクオリティにはかなりがっかりしました。これ以上言うことはありません。
以前来た時に頼んだポーターハウスステーキが非常に美味しかったので今回は違うものを頼んでみましたが、やはりアメリカンステーキを食べるならポーターハウス一択ですね。ただ、フィレの方は美味しかったので悩みどころではありますが。無難なのはポーターハウスだと思います。
こちらが以前頼んだポーターハウス。骨付き特大肉(680g)を二人でシェアします。これこそアメリカンステーキです。素直にこれを頼めばよかった。( ;∀;)
食後のデザートはニューヨークチーズケーキをチョイス。他にはティラミスやガトーショコラもありました。説明するまでもないかもしれませんがこれもめちゃくちゃでかいです。しかもひとり一皿。すでにはち切れそうなお腹にやっとの思いで詰め込みました。
店員さんに聞いてみると、コースを食べ切られる人間はほとんどいないそうです。特に女性は皆さん残していくのが当たり前だそうなので、変に店員さんに気を遣うことなく、多いと感じたら迷わず残してもいいと思います。残すのが嫌な人の気持ちは痛いほど分かりますが…私のように詰め込みすぎると帰りの道のりが本当につらいです。とほほ
あまりにもお腹がきついので丸の内周辺を散歩してから帰りました。日比谷や有楽町まで歩いてすぐなので、食後の散歩は非常におすすめです。
軽く飲んでコース料金とあわせて会計は税サ込みで1人2万円ちょっと。サーロインの記憶を引きずってしまい割高に感じましたが、アメリカンなステーキハウスはこんなもんです。
予約時にコースがあると頼みたくはなるのですが、コースを頼むくらいならどうせ食べきれないのでアラカルトでステーキと付け合わせのひと品を頼んで、あとはお酒を飲みながら適当に過ごす、的な使い方をするのが良いと思います。
何より雰囲気が本当に最高なので、いざというときのデートや会食などのシーンに非常におすすめです。何なら二件目のBarとして使ってもいいしね。
今度はランチのハンバーガーにも来てみよう。あでゅー