新横浜ラーメン博物館と龍上海/新横浜
奇跡の再会とラーメンウォーカーのすすめ
今年もラーメンウォーカーを買いました。
こいつです。私が購入したのは東京版なのですが、各都道府県ごと・もしくは地方ごとに出ています。
最新のトレンドを入手するという目的でももちろん使用しているのですが、これの何が良いかというとクーポンが付いているので簡単に元が取れること。本体価格は千円しないくらいなのですが、このクーポン片手にラーメン巡りをするのがなかなか楽しい。
毎年クーポンの内容が違うのですが、今年は何と新横浜のラーメン博物館の年パス引換券が(!)。これは行くしかないとどんな店があるのか調べてみると、なんとNoolog認定名古屋の三大ソウルフード「からみそラーメンふくろう」の元祖「龍上海」が出店しているではないか。常々都心に出店してくれないものかと思っていたので、奇跡的な出会いに今年イチテンションが上がった瞬間です。ありがとうラーメンウォーカー。
というわけでこんにちは。初来訪です。以前は味噌ラーメンのすみれなんかがあったりしたので気にはなっていたのですが、新横浜という立地が心理的に遠い気がするんですよね。
入口の受付でクーポンを渡すとこちらの年パスがもらえました。思ったよりイケてます。定価800円なので既に八割は元を取りました。
館内は全国各地の有名店があるのはもちろん、ラーメンの歴史に関する展示なんかもかなり充実しています。ラーメン店については定常店舗が6店舗と数週間単位で入れ替わる期間限定店舗が1店舗あるので通い詰める楽しさがあります。しかも出店する店は全国各地の超有名店ばかり。今回私が伺ったラーメン屋は山形から来ているのですが、なかなか行く機会もなくて困っていたので助かりました。
世界観の作り込みも見事で、昭和初期のようなどこかノスタルジックな雰囲気。初めて訪れたらかなり楽しめると思う。
肝心のラーメン屋はこんな感じで軒を連ねている。博物館の入口で各店舗の待ち時間が確認できるのが非常にありがたい。平日に伺ったのですがランチ時間ということで近くのサラリーマンで思ったよりにぎわっていた。そりゃあ職場近くにあれば年パス買って通い詰めるわな。
どの店も5分待ちとかその程度だったのですが、私の目当てである「赤湯からみそラーメン龍上海」だけ40分待ち。ビジュアルが美味そうだからでしょうか。ここまで来たからには引き下がるわけにもいかないのでちゃんと待ちました。
館内のラーメンは基本1300円内外と、外界と比べ割高設定。それでも現地に行くよりは格段に安く済むので文句はありません。
着丼。これだよ~これ。二年ぶりくらいやな、久しぶり。この独特のビジュアルに反応し脳汁が噴き出てきます。私が購入したのはチャーシュー麺(1,350円)なのですが、このチャーシューの大きさです。厚さもまあまあある。この量あるなら1,350円でも安いんじゃないか。
なんといっても唯一無二の個性を発揮しているのがトレードマークのこのからみそ。これがかなり辛いのですが、徐々に溶けだしていくにつれ味が変わっていくのが楽しい。名古屋のふくろうと比べるとかなりにんにくが凝縮されており、よりパンチが効いています。
麺は多加水の縮れ麺。これはふくろうと同じですね。
最も大きな違いはこのスープ。ふくろうはもっとドロッとしていたのですが、こちらはどちらかというとすっきりとしたスープに仕上がっている。とはいえ原型はやはり同じで、どちらも甲乙つけがたい美味さがあります。
ご馳走さまでした。麺の量も多かったので、かなりお腹いっぱいになりました。本当はもう一店ハシゴする予定だったのですが断念。年パスがあるのでまた来ようと思います。新幹線であえて新横浜で降りてみるのが良いのかもしれない。
ラー博がこんなに楽しい場所だとわかっていればもっと早く来たのに。他にも気になる店がたくさんあるので通い詰めたいところですが、ちょっと遠いのが難点。誰か都内にも作って下さい。