「味仙は矢場町が一番おいしいんだよね」

「味仙は矢場町が一番おいしいんだよね」

豊富なメニューと安さがウリの愛され台湾ラーメン

名古屋に住んたことがある人であればその名を知らない者はいないといっても過言ではないくらい地元で愛されてているラーメン屋がある。そう、それが味仙だ。

以前も述べたが私は当店を名古屋三大B級グルメ(味仙、辛味噌ラーメンふくろう矢場とん)に認定している。誤解なきよう断っておくが、B級グルメとは決してチープな店の総称などではなく、「安価で、贅沢でなく、庶民的でありながら、気軽に食べられる料理のこと」(Wikipediaより)である。

もしあなたがどこかで怪しい人間に出会い、名古屋出身と言われたことがあったとしよう。その時は是非「味仙って知ってる?」と聞いてみて欲しい。もし知らないと答えたらそいつが嘘をついていることに気付き無事撃退できるだろう。

という冗談はさておき、名古屋踏絵にもなる当店、本店は今池にあるが名古屋にいるとよく「味仙は矢場町が一番おいしいんだよね」と聞くのである。

試しに食べログを調べてみると、味仙の評価は基本的に3.5点台なのに対し今池本店と矢場町店のみ3.7点オーバーとチェーンのラーメン屋にしては超高得点をたたき出しているのである。

そこで私は意を固め、その噂の真相を確かめるべく泣く泣く今池本店をあきらめ初めて矢場町店に足を運ぶことになったのである。

まずは台湾ラーメン(680円)。一口食べて悟ってしまったが確かにここが一番うまいのかもしれない。スープのにんにくのパンチが強い。それでいて醤油ベースのスープの透明感も抜けておらず絶妙なバランスを保っているのである。

ちなみに当店の台湾ラーメンは普通に辛いので辛いものが苦手な方は注意してほしい。ただ矢場町店の素晴らしいところは、台湾ラーメン(アメリカン、辛さ控えめ)や台湾ラーメン(イタリアン、激辛)などがあるのである。客への想いだけでなくネーミングセンスも光っている。

定番の青菜炒め(650円)。しゃきしゃきの青菜とニンニクが合わないわけがない。箸休めにぴったり。

あさり炒め(650円)。しょうゆベースのスープにこれでもかってくらいのアサリが入っている。これもピリ辛でうまい。メニューを見てみるとこれをベースに麺を入れたアサリラーメンもあるようなので是非今度は頼んでみよう。

矢場町店オリジナルメニュー、ホルモンラーメン(780円)。これは矢場町店にしか存在しない伝説のメニューだ。もともと隠しメニューだったものがあまりの人気に定番化したらしい。

鶏ガラベースのスープにこれでもかってくらいの牛スジ・ホルモンが浮いており、こしょうのスパイスが強烈なアクセントになっている。うますぎる!これは病みつきになる味だ、もう矢場町店以外に行けなくなるかもしれない…

これに餃子(写真撮るのは失念してしまった)を頼んで超おなか一杯になって一人当たり会計は約1,800円。神店すぎる。店内は結構広く客が多いにもかかわらず料理の提供スピードは非常に速く、噂に違わず素晴らしい店舗だった。

マーボーナスやニラレバ炒めなど他にも食べてみたいメニューが大量にあるのでまた行ってみよう。

仕事終わりに友達数人で中華料理を頼みつつ酒を飲みながら、ラーメンで〆る、的な使い方が最高だろう。これが日常に溶け込んでいる名古屋人が羨ましすぎる…

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