資さんうどん/小倉

資さんうどん/小倉

北九州のソウルフード。

1976年に北九州市戸畑区に第一号店を出店し、以降地元の人々の心に浸透しソウルフードとなった「資さんうどん(すけさんうどん)」。昔ながらの食堂のような雰囲気で、24時間営業かつ安くて量のあるどこか懐かしい感じのうどん屋だ。店名の由来は創業者の大西章資(しょうじ)さんが昔、病院で看護師から名前を「大西あきすけさん」と読み間違えられたのを気に入ったのを、親しみやすい屋号として「資(すけ)さんうどん」と命名したそう。読み間違えた看護師さん、尖りすぎではないでしょうか。

創業者がなくなったのを機に後継者問題を解決するため一度福岡キャピタルパートナーズに株式を売却後、ユニゾンキャピタルというPEファンドが買収し今に至る。もともと北九州や福岡県内がメインの出店地だったのだが、ファンドの買収を機に九州全域に出店、今では下関まで拡大している。(早く東京にも来て欲しい)

なんとも哀愁漂う佇まい。先日伺った「もつ鍋 田しゅう」のすぐ隣にある。

店内はこんな感じで、丸亀の綿谷のような、どこか香川の人気うどん店と似たような雰囲気を感じる。伺ったのは日曜の14時過ぎなのだが、常に満席。オペレーションが効率化されており提供が速いため回転が速いことも考慮すると、凄まじく儲かってそうだ。

一品だいたい百円前後のおでんもある。よくよく考えてみるとおでんとうどんってすごい組み合わせだけど、妙に雰囲気が馴染んでいる。

私は当店のスペシャリテ「肉ごぼ天(760円)」を注文。なんと大盛無料キャンペーンをやっていたのでお言葉に甘え大盛に。写真では分かりづらいですが凄まじい量があります。

特にびっくりしたのはごぼ天。極太で長いごぼうがなんと五本も。それだけで腹いっぱいになりそうなレベル。

お肉は甘めの、それこそ綿谷を彷彿とさせるそれ。これ大好きなんだよなあ。

変わっているのは麺。若干平打ちっぽい微縮れ麺で、加水率は高め。ツルっとしたノドごしが絶妙で、これがまあ美味い。

お好みで味変アイテムを入れながら楽しむべし。ごぼ天の天かすや甘めの肉ダレが溶け出すことで自然と味が変化するのも楽しいです。

ご馳走さまでした。昼間っから飲んでいる人も多く、駅周辺のサービス密度が高くコンパクトな小倉ならではのサービスな感じもしますが、これが東京にできたら通いたいですねえ。値段設定を見ても、これなら東京でも十分に採算をとりながらやっていけそう。他の店舗に行ったことはないですが、当店だけ見たら凄まじく儲かっていそうです。歌舞伎町なんかで24時間営業で出したらなかなか面白いのではないでしょうか。知らんけど。

24時間営業なので、飲み終わりや小腹が空いた際にぶらっと立ち寄るのが最高。おすすめです。

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