博多水炊き 濱田屋 くうてん/博多

博多水炊き 濱田屋 くうてん/博多

観光客向けの店。

博多といえば水炊きを食べたいということで食べログをポチポチしていたのですが、点数で上位に来るのが商業施設に入ったいかにも観光客向けの店ばかり。私の経験上、3.5点付近の商業施設の店は大したことがないというのが相場観ですが、今回はあまり時間がないのでとりあえず博多駅チカでランキング上位にあった「博多水炊き 濱田屋 くうてん」へ行くことにしました。アミュプラザ10Fのレストラン街にあります。

建物自体がきれいなので内装は小綺麗な感じ。景色も悪くないです。夜だともっと良さそう。

水炊き御膳を注文。これで約二千円と、博多の水炊きは結構お高いイメージです。

味薄めの鶏スープ。焼き鳥センターの80円の特製鶏スープを愛飲している私からすると少し薄すぎるなあ。まあ、これはこれでいいのですが。

肝心の水炊きは火が通った状態で提供してくれます。もも肉はまあまあですが胸肉はパサパサしており、肝心のスープが控えめな味なので素材自体のクオリティがガツンと響きます。正直これに二千円払うなら家で鍋でもした方が安いし美味いけど・・・。

付け合わせの方は、奥の煮物のダシが神がかった美味しさでした。控えめな甘さと後を引くコクに、ふわりと香る柚子の香りがたまりません。インスタントなのか手作りなのかは知りませんが、もしインスタントだとしたらその商品を教えて欲しい。家に常備しておきたいレベルで美味しかったです。

〆はちゃんぽん麺。一度鍋を下げ調理してくれます。そのあたりのホスピタリティは純粋に感謝なのですが、このクオリティではさすがに褒められませんなあ。おダシがあまりにも薄味なので水で茹でた麺をそのまま食ってる気分です。

連れの頼んだ雑炊。塩を少々かけると美味しくなりました。

水炊きといえばそういうものなのかもしれませんが、ダシの味が極端に薄くて素材も特に工夫を凝らした跡もなく、全般的にサービスと景色で誤魔化している印象。博多の人は「水炊きともつ鍋はキチンとお金を払って良いところに行け」と良く言いますが、今回の件で心に染みました。次はきちんとリサーチを重ね事前に予約をして伺おうと思います。

アミュプラザの屋上は解放されているので天気が良いとかなり気持ち良いです。

こんな感じでプチ鉄道が走っているので、ちびっ子がキャッキャとはしゃいでいるほほえましい光景が見られます。是非食後にどうぞ。

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