ラーメン魁力屋/五反田
- 2023.04.03
- ラーメン(醤油) 白金・中目黒・五反田
私の人生のオトモ
人には皆、人生の一部を共にしたラーメン屋があるだろう。私にとってのそれは、大阪石橋の天一と魁力屋だ。学生時代通い詰めていたのもあり味がどうこうといった次元を超越した感情が芽生えている。人はこれを忘れられない恋とでも呼ぶのだろう。
目黒川の花見クルーズをしていた時に船上から五反田の魁力屋が見えたのだが、まさか東京にもあったとは。感情を抑えられず休日の真昼間にわざわざ五反田までやってきた。
目黒川沿いの好立地を陣取っており、桜並木が満開で超綺麗。
店外には桜テラスというテラス席があり解放感バツグン。広いボックス席も多いので家族連れでわんさかにぎわっている。繁盛しているようで何よりだ。ちなみに現在生一杯290円と破格のセール中。
私が通い詰めていた理由がこれ。たくあんとねぎが卓上に常備してあり食べ放題。この大ぶりのたくあんに辛味噌をつけて、ポリポリと頂くのが私流の裏ワザ。
にんにく・からみそ・ねぎ・たくあん、充実した味変アイテムたち。
私の十八番「生姜焼き定食(プラス300円)」。当店の生姜焼きがすごく好きで、マヨをつければ大盛無料ご飯が何杯でもいける。変わらぬ味に涙がほろり。
ご飯は大盛無料だが普通盛りに自重。そのあたりは歳を取ったなあとしみじみ。
背脂醤油ラーメン(700円くらい)。
この太めの博多豚骨のような麺が良いのだ。小麦感強めで芯があり、スープに負けない強さを持っている。
スープはこれまた昔と変わらぬザ・中華そば。最近流行りのネオノス系とは一線を画した、これぞノスタルジックの極み。動物系のガラ出汁とツンとした醤油ベースのスープに、背脂でマイルド感がプラス。
豚バラチャーシューもデフォルトでゴロゴロ入っている。
ご馳走さまでした。偶然の出会いに感謝です。それにしても店舗で募集していたバイトの時給が1,350円もあって驚き。私が学生の頃なんて700円やそこらだったのに隔世の感。駅チカだし花見の客の多いのでそれでも儲かるんでしょう。また来ます。